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第1回 ドローンサミットに行ってきました

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↑入口の様子

2022年9月2日、ドローンに関連する企業が出展するということで、第1回ドローンサミットに行ってきました。

この展示会は大枠として国際フロンティア産業メッセ2022(2022年9月1日~9月2日開催)というものがあり、航空・宇宙/ロボット・AI・IoT/ICT・クラウド/健康・医療/環境・エネルギー/電気・電子/ものづくり/ライフスタイル/地域振興・地場産業/グループ出展/産学連携・支援機関という幅広いジャンルで開催されていました。その中で「ドローンサミット」という分野があり、ドローンに関連する部品、ソフトウェアや製造メーカーなどが出展していました。
私は関西の展示会に行くのは初めてで、東京開催以外の展示会ではどんなメーカーがいらっしゃるのかとてもワクワクして会場に足を運びました。

ではこれから私の目を特に引いたメーカーさんをご紹介させていただきます。

まずは入口入ってすぐに目に入ってくるこの大きなKAWASAKIさんの「K-RACER」という機体。「Powered by Ninja」というワードが機体に刻まれており、これだけでワクワクさせてくれます。最大積載量「100kg」で航続可能距離は「100km」という現時点で存在するドローン&VTOLの世界では機体も含め最大級になっています。山岳地帯での物資の輸送や、点検など多くのユースケースが考えられますのでとても期待は高まります。

そして先程紹介した機体の左手にあるのはYAMAHAさんのブースです。性能はもちろんのこと、デザイン性がとても高いです。バッテリーではパワー及び持久力不足という問題があり、エンジンに注目する企業も増えている(もしくはエンジンとバッテリーのハイブリッド)のが現状です。近年は大手の様々なメーカーがドローンに関連するものの開発や販売をしており、ドローンの市場がどんどん拡大していることを身に染みて感じております。

こちらは国産のモーター、プロペラ、ESCを取り扱っている「EXEDY」という会社さんです。現時点では中国製モーターやプロペラを使っているドローンメーカーさんが多くいますが、将来的に認証活動としての障害や安全性の問題が懸念されており、国産のモーター、プロペラにしたいというドローンメーカーさんが増えています。こちらの会社さんは、モーター周りの全てをまとめて開発しており、メンテナンスやバランスの調整のしやすさはとても高いと考えられます。今後の課題はやはりコスト面がとても大きな壁となるかと思いますが、ドローン業界が成熟していく過程で自然淘汰されるのではないかと考えています。今後の流れに注目していきたいです。

こちらは「ロボデックス」という会社さんになります。この機体は現在開発段階でまだまだこれから仕上がっていくということでした。何故こちらの機体を選んだのか。それはこの赤いボンベになります。こちらは水素タンクになっており、水素燃料で飛ぶドローンになります。装備品の重さ、タンクの危険性など多くの問題を挙げられがちですが、未来を考えたとき水素燃料はやはり外せません。近年SDGsというワードをよく耳にしますが、こちらもSDGsを意識し水素燃料を選んだそうです。さらに、水素タンクの耐久性も十分に証明したうえで飛行もさせているというので驚きです。バッテリーやガソリン、もしくは二つのハイブリットが主流ですが、これからの時代は水素燃料に注目です。

最後に「テトラアビエーション」というまさかの日本の東京を拠点とするスタートアップメーカーになります。機体を見た時勝手に海外メーカーだろうと思っておりましたがよくよく調べてみると、国産のメーカーでした。周りに立っている人を参考にして頂ければ大きさは安易に想像つくかと思います。2021年8月16日(米国時間)に米国内で飛行試験等を行うための認証を取得しており、現在は機体認証を取得するために飛行試験を行っているそうです。まだまだ知らないことが沢山あり、勉強不足で知らないメーカーさんもたくさんありますので、これからもどんどん展示会に参加し、市場調査を続けていきたいと思います。

以上です。ありがとうございました。