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第4回ドローンサミット ドローンサミットシンポジウム 愛知県次世代空モビリティEXPO2025に出展しました

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2025年9月24日~25日、愛知・ポートメッセなごやで開催された「第4回ドローンサミット ドローンサミットシンポジウム 愛知県次世代空モビリティEXPO2025」に初出展いたしました。
今回が初めての出展となりましたが、多くの方にブースにお立ち寄りいただき誠にありがとうございました。
日頃お世話になっているパートナー企業の皆さまだけでなく、初めてお話させていただく方も多く、大変貴重な機会となりました。

 

 

会場の様子

さて、ここからは展示会当日の様子を紹介いたします。
まずは弊社ブースの様子です。

シンポジウム会場では、多くの企業や団体の方によるプレゼンが連日行われていました。

自治体ブースでは日本全国の自治体の活動が紹介されており、その中には、弊社の所在地である岐阜県各務原市の展示もありました。
各務原市は航空宇宙関連のものづくり産業が盛んで、「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」があるなど、航空宇宙業界と地域の方が密接に関わりのある地域です。
ドローンを使用した実証実験の紹介もあり、地域が今後さらに盛り上がっていくことを期待しています。

屋内デモフライト会場では、定期的にフライトが開催され連日賑わっていました。

屋内だけでなく屋外にもデモフライト会場があり、様々な企業がデモフライトを行っていました。

 

 

ブース紹介

多くのブースがあり全てを紹介することは難しいですが、いくつか紹介させていただきます。

 

まずは、今回の展示会を主催している愛知県のブースです。
あいちモビリティイノベーションプロジェクトとは、ドローンや空飛ぶクルマ等の「空」モビリティの社会実装の早期化や、自動運転車両との自動管制による同時制御など、人やモノの移動に境界がない新しいモビリティ社会の構築を目指すプロジェクトです。
ブースでは、ドローンや空飛ぶクルマ(模型)の展示がされていました。SkyDrive社の機体は、大阪万博会場でデモフライトを実施したことでも注目されています。

ドローンはマルチコプタータイプ、ヘリコプタータイプ、固定翼タイプなど様々な機体が展示されていました。
小回りが利く、長距離飛行ができる、重いものを運べるなど機体ごとの特徴を活かした活用が検討されています。

 

 

次は、イームズロボティクスのブースです。
イームズロボティクスでは第二種型式認証を既に取得している機体がありますが、こちらは第一種型式認証を申請中の機体のモックアップです。
第一種型式認証を取得できるとレベル4飛行が可能になり、物流ドローンの事業化を見越した本格的な物資輸送利⽤を目指しているとのことです。

こちらが無人航空機第二種型式認証を取得した機体です。

 

 

次は、三菱重工業のブースです。
最大積載量は200kgあり、パワフルでとにかく重い荷物を運ぶことができます。
災害時の物資輸送や山間部での資材運搬等、従来のヘリコプターが担っていた役割を代替することを想定して開発されている、大型のハイブリッドドローンです。

 

 

次は、Air Wingのブースに展示されていました、Phoenix-Wings社製(ドイツ)の物流用eVTOL機「PW.ORCA」です。
ペイロードは10kg、飛行速度は110km/h、長距離の輸送が可能です。
荷物を格納するスペースに追加のバッテリーを積むことでさらに航続飛行距離を延ばす、という使い方も可能とのことです。

荷物は、正面のフタを開け、スライド式の台を手前に引くと荷物を固定できる場所があります。
中心位置にマークがあり、視覚的に分かりやすくなっているので、重心位置を考慮して荷物を載せることができます。

 

 

次は、Soradynamicsのブースです。
展示されていた「Hayate 2」は無人航空機第二種型式認証を申請中の機体です。小型の産業用ドローンで、点検や調査、計測を目的としています。
搭載されているカメラで20m程離れた場所の看板の小さな文字をズームしていましたが、クリアな画質で文字が表示されていました。

 

 

最後に、浜松市のブースです。
浜松市の複数の企業が展示されていましたが、その中でもTrajectory社の機体とドローン航路の開拓について紹介します。
2025年3月浜松市天竜川に、全長約180kmにわたる世界初のドローン航路が開通したとのことです。現在も定期的に運行しており、河川やインフラ施設の巡視事業を行っています。
実証実験は各地で行われていますが、事業化の事例はまだ少ないため、貴重な事業化への取り組みについて紹介していただきました。

 

 

さいごに

今回、初めてドローンサミットに参加させていただきましたが、実証実験だけでなく事業化や実績を残している活動の紹介も多く、興味深いブースばかりでした。
ドローン等の次世代航空機の活用については日々検討されていますが、挑戦を繰り返しながら少しずつカタチになり、社会で活躍する未来が身近なものになりつつあると感じました。

これからも、新しい空への挑戦に向き合うすべての皆様に寄り添い、航空宇宙業界発展のために貢献して参ります。
引き続き、よろしくお願いいたします。

 

第4回ドローンサミット ドローンサミットシンポジウム 愛知県次世代空モビリティEXPO2025https://dronesummit.pref.aichi.jp/