スクール

アジア初の民間テストパイロットスクール

日本国内のテストパイロット教育機関としては、
防衛省内に2つのTPC (Test Pilot Course)がありますが

民間テストパイロットスクールはありませんでした。

AeroVXRでは、アジア初の民間テストパイロットスクールを
2023年1月10日 に開校しました


MRJ初飛行を経験したベテランテストパイロットが
丁寧に指導を行いながら
安全に飛行試験を実施し、
各種機体要求に対して適切に飛行試験評価ができる
知識と技能を教育します。

AboutようこそJTPSへ

Japan Test Pilot Schoolは、アジア初の民間テストパイロット教育機関で、航空機だけでなく空飛ぶクルマ(VTOL)や無人航空機(UAS)など、今後の開発や発展が望まれる未来の乗り物に関する研究開発や認証を推進するための飛行試験技術を教育します。

 一般的にどの様な機体開発でも飛行試験には必ず危険を伴います。本スクールでは、30年以上にわたり飛行試験現場で活躍してきたベテランテストパイロットや飛行試験技術者が、飛行試験を安全かつ確実に行う方法を丁寧に教えます。

 JTPSでは、テストパイロット(Flight Test Pilot)や飛行試験技術者(Flight Test Engineer)を育成するための基本的なスキル教育コースに加え、受講者のみなさんからのご要望に応じたオンディマンド方式による教育も可能です。卒業時には、課程教育を通じて飛行試験の知識と技術を取得した証として、卒業証明書(Certificate)を発行いたします。

型式証明FTP/FTE イニシャルコース

 

 

習得できる技術・対象者

一般的なFTP(Flight Test Pilot)、FTE(Flight Test Engineer)として研究開発や認証試験に必要な知識と技能を習得します。航空機、空飛ぶクルマ、無操縦者航空機、無人航空機等の研究開発や認証取得を目的とする企業の社員等が対象です。

教育内容

合計170時間

航空関連知識 航空力学、システム工学、CRM(TEM)、Human Factor、飛行安全、認証技術等
飛行試験法 FAAやMIL基準に基づく飛行試験法(FAR、Advisory Circulars、MIL-STD, JSSG等)
シミュレータ実習 固定翼及び回転翼型シミュレータによる試験テクニックとクルー連携要領の実習
(固定翼10時間、回転翼8時間程度)
実機実習 固定翼機又は回転翼機による模擬飛行試験の実施とテストプラン作成から飛行試験データの取得や解析を通した飛行試験全体の体験(3時間程度)

 

パイロット入校条件

  • 飛行機又は回転翼航空機の自家用操縦士以上の技能証明を保有していること
  • 技能証明に該当する航空身体検査証明を保有していること
  • 飛行試験の経験は問いませんが、飛行経験がある程度あることが前提となります。

エンジニア入校条件

  • 理工系の学士を有する技術者が望ましい
  • 各種資格や飛行試験の経験は問いません

型式証明FTP/FTE リカレントコース

習得できる技術・対象者

一般的なFTP(Flight Test Pilot)、FTE(Flight Test Engineer)の定期訓練(2年に1回程度)として最新の知識と技能を習得します。航空機、空飛ぶクルマ、無操縦者航空機、無人航空機等の研究開発や認証取得を目的とする企業の社員等が対象です。

教育内容

合計約80時間

航空関連知識 最新の航空技術動向、CRM(TEM)、Human Factor、飛行安全、認証技術等
飛行試験法 最新のFAR/ACやMIL基準に基づく飛行試験法のリフレッシュ
シミュレータ実習 固定翼又は回転翼型シミュレータによる試験法のレビューとCRM実習
(固定翼又は回転翼10時間程度)

 

パイロット入校条件

  • 飛行機又は回転翼航空機の自家用操縦士以上の技能証明を保有していること
  • 技能証明に該当する航空身体検査証明を保有していること
  • JTPSの型式証明FTP/FTEイニシャルコース又はこれに相当する以上のTPS/TPCの履修経験があること

エンジニア入校条件

  • JTPSの型式証明FTP/FTEイニシャルコース又はこれに相当する以上のTPS/TPCの履修経験があること

固定翼FTP/FTE ショートコース

習得できる技術・対象者

一般的なFTP(Flight Test Pilot)、FTE(Flight Test Engineer)として、固定翼航空機の研究開発を行うために必要な最低限の知識と技能を習得します。航空機、空飛ぶクルマ、無操縦者航空機、無人航空機等の研究開発や認証取得を目的とする企業の社員又は学生が対象です。

教育内容

合計80時間

航空関連知識 航空力学、システム工学、CRM(TEM)、Human Factor、飛行安全、認証技術等
飛行試験法 FARやMIL基準に基づく飛行試験法(AC 23-8/25-7D、MIL-STD-1797等)
シミュレータ実習 固定翼型シミュレータによる試験テクニックとクルー連携要領の実習
(8時間程度)

パイロット入校条件

  • 飛行機の自家用操縦士以上の技能証明を保有していること
  • 技能証明に該当する航空身体検査証明を保有していること
  • 飛行試験の経験は問いませんが、飛行経験がある程度あることが前提となります。

エンジニア入校条件

  • 理工系の学士を有する技術者が望ましい
  • 各種資格や飛行試験の経験は問いません

回転翼FTP/FTE ショートコース

習得できる技術・対象者

一般的なFTP(Flight Test Pilot)、FTE(Flight Test Engineer)として、回転翼航空機の研究開発を行うために必要な最低限の知識と技能を習得します。航空機、空飛ぶクルマ、無操縦者航空機、無人航空機等の研究開発や認証取得を目的とする企業の社員又は学生が対象です。

教育内容

合計80時間

航空関連知識 航空力学、システム工学、CRM(TEM)、Human Factor、飛行安全、認証技術等
飛行試験法 FARやMIL基準に基づく飛行試験法(AC 27-1B/29-2C、MIL-STD-1797等)
シミュレータ実習 回転翼型シミュレータによる試験テクニックとクルー連携要領の実習
(8時間程度)

パイロット入校条件

  • 回転翼航空機の自家用操縦士以上の技能証明を保有していること
  • 技能証明に該当する航空身体検査証明を保有していること
  • 飛行試験の経験は問いませんが、飛行経験がある程度あることが前提となります。

エンジニア入校条件

  • 理工系の学士を有する技術者が望ましい
  • 各種資格や飛行試験の経験は問いません

無人航空機D&R試験コース

習得できる技術・対象者

無人航空機のD&R試験を行うために必要な知識及び技術を習得します。特に安全で効果的な試験テクニックとデータ取得要領について、実機を使いながら体得します。

教育内容

合計約40時間

航空関連知識 航空力学、システム工学、無人航空機認証技術、D&R飛行試験方、CRM(TEM)、飛行安全等
飛行試験法 航空局サーキュラー8-001に基づく飛行試験法(ASTM F3478-20等参考)
実機実習 無人航空機による模擬飛行試験の実施とテストプラン作成から飛行試験データの取得や解析を通した飛行試験全体の体験(飛行時間4時間程度)

入校条件

  • 無人航空機の操縦士資格(1等、2等無人航空機操縦士)は必要ありません
  • 飛行試験の経験は問いませんが、無人航空機の飛行経験又は開発がある程度あることが前提となります。

飛行試験安全 CRM コース

習得できる技術・対象者

飛行試験に関わるクルーの飛行安全教育とCRM訓練を実習

教育内容

合計16時間

航空関連知識 飛行安全、CRM(TEM)、Human Factor
シミュレータ実習 固定翼又は回転翼型シミュレータによるCRM訓練の実施
(4時間程度)

 

飛行試験プロジェクトコース

習得できる技術・対象者

飛行試験のマネージメントに関わる人材に対して、安全で効果的な試験計画の立案と実施について教育します。

教育内容

合計約16時間

  • 航空関連知識:機体の安全基準、飛行安全等
  • 飛行試験計画:長期試験計画、短期試験計画、リスク管理、試験マネージメント等

認証技術コース

習得できる技術・対象者

航空機等の認証に関わる手続きと必要書類などの準備や航空局との調整内容等について、指導者の豊富な経験をもとに学習します。

教育内容

合計約8時間

  • 航空法規:航空法・連省令・関連通達等の概要
  • 認証活動概要:日本における航空機・装備品の証明・認証に関する概要、無人航空機の認証制度、認証に必要な書類と内容等

V&V 安全性解析コース

習得できる技術・対象者

航空機等開発や認証活動で求められている開発保証活動(Validation & Verification :V&V)や安全性解析の概要等について、指導者の豊富な経験をもとに学習します。

教育内容

合計約8時間

  • 航空関連知識:機体の安全基準、関連民間規格等
  • 開発保証活動:機体/システムレベルのV&V概要、安全性解析との関係性等
  • 安全性解析:プロセス全体概要、各種安全性解析の紹介と関連性(AFHA、PASA、SFHA、PSSA、SSA、ASA等)、安全性解析手法(FTA、FMEA/FMES、PRA、ZSA、CMA等)等