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EUROCAE WG-105 “Unmanned Aircraft Systems (UAS)” Plenary Meetingに参加しました!

|お知らせ

2024年611日~12日、EUROCONTROL@ベルギー・ブリュッセルにて開催されたEUROCAE WG-105 “Unmanned Aircraft Systems (UAS)” Plenary Meetingに参加しました。Plenary Meetingとは、定期的に開催される対面がメインのWG全体会議のことです。日頃のWeb会議ではできないような議論やメンバー同士の交流・意見交換ができる貴重な場となっています。現在、参加している「WG-105 “Unmanned Aircraft Systems (UAS)” 」は、あらゆる空域、時間帯、運行の種類について無人航空機の安全な運行を可能にする基準やガイダンス文書の開発を目的として活動するワーキンググループです。
WG-105の活動は、特定の分野で活動する6つのフォーカスチームにより組織されており、現在の各分野は以下の通りです。

●Detect and Avoid (DAA)
●Command, Control, Communication (C3)
●UAS Traffic Management (UAS)
●Design and Airworthiness Standards
●Enhanced RPAS Automation (ERA)
●Specific Operations Risk Assessment (SORA)

航空業界における標準化活動とは、先陣を切って基準やルールを作る、業界の基礎作りの部分を担っています。その活動に積極的に参加する日本人は欧米諸国と比べると少数であり、標準化活動における影響力もまだ少ない状況です。世界の動向を把握し、業界をリードしていくために、日本企業からより多くの方が国際標準化活動に参加されることを願うばかりです。

AeroVXRは、国際標準化活動への参加を通じ、日本や世界の業界発展にこれからも貢献して参ります。
今後も海外での活動報告を発信致しますので、楽しみにしていてください!

 

EUROCAEとは?

European Organization for Civil Aviation Equipmentの略称。1963年にスイスで設立された欧州の民間非営利団体であり、欧州の航空業界標準の開発をけん引する世界的に認知された国際民間標準化団体の一つです。現在は、産業界、サービスプロバイダー、規制当局、研究機関、国際機関を含む450以上のメンバーで構成されています。

民間航空システムおよび機器に関するコンセンサスに基づく規格を開発・推進することで、国家間のハーモナイゼーションとグローバルな相互運用性をサポートし、航空システムの安全性、効率性、環境の持続可能性に大きく貢献しています。